梨杏 (名古屋駅;中華)
休日をゆっくりと過ごすのも良い。
この日は招待されたコンサートを楽しみ、その後に中華料理を食べに行くこととしました。
重厚な扉の向こうは素晴らしい名古屋の景色。東京と比べてスカイビューが悪いとの話もありますが、私はこの景色が好きです。
まずはシャンパンで乾杯。お店からのサービスとのこと。
銘柄は失念してしまいましたが、とてもさわやかで飲みやすく、これから来る食事にも大いに期待が出来ます。
テーブルの小物もかわいらしいです。
まずは前菜5種
左から白菜の甘酢漬け、エビと菜の花を添えたごま豆腐、焼き物(焼豚)、豚の燻製、クラゲです。
どれも歯ごたえがしっかりとしています。焼き物はザラメなのか、少しの甘みと強いクリスピー感がとても面白かったです。
次は蟹のスープ
餡のとろみが暖まります。タラバガニの食感が残っており、味わい深いです。
最初のスパークリングはすっかりと無くなったため、次は中華料理と言ったら紹興酒です。
古越龍山 陳年10年 茶甕。紹興酒特有の強く香ばしい香り。10年物は5年物よりもアルコールの角が取れて丸みのある味わいですが、濃厚さや重さがあり一口一口が存在感あります。
エビと野菜の八宝菜風、キクラゲやエビ、ニンジンなどの調和がしっかりと取れています。紹興酒との相性も抜群です。
点心は小籠包。
竹の皮特有の芳しさが良いですね。
しかしこれは残念なことに、小籠包の下に大根が敷いてありません。これでは紙から外すときに小籠包の底が破れてしまい、中のスープが溢れてしまいます。
タレは黒酢に千切り生姜と一般的な内容です。もちろん無くても有っても美味しいです。
次はハタを煮たスープ。
色味は相当悪い様に見えますが、味は本当に美味しい!!ここで食べた何よりも良かったです。ハタの香ばしさ、魚感、野菜の旨みが全て濃縮されています。紹興酒を飲めばお酒とスープのどちらの味も引き立ち、全く邪魔をしません。
おかわりしたい位でした。
一つずつが意外と量が有りますが中華料理は満腹になっても出てきます。
次は飛子の炒飯。
ぱらぱらの炒飯は決して油っぽくなく、締めにはぴったりです。
飛子のプチプチ感もおもしろいです。
漬け物も美味しかった。
最後は杏仁豆腐
普通ですが、普通なのがありがたいです。甘さは控えめ、たるさはありません。
この日は私の所有するクレジットカードの招待であったためお会計は全て併せて1000円(飲み物代のみ)。
とても良い1日でした。
名古屋で接待の中華では間違いないですね。